レーンクビストの、異種の能力を持つ音楽家や、特に若い演奏家達に対する作品の技量は、これまでもよく賞賛されてきた。すなわち、若い演奏家達にとって最良の音楽のようであり、彼女の作品には芸術的な妥協はみじんもなく、かつ実際に技術的限界を感じている音楽家にチャレンジをさせるとされた。ごく最近では、彼女の合唱交響曲「光の中の光」は、子供達の合唱と管弦楽では際だっているが、2004年パリにおいて絶賛の内に世界大賞に抜擢された。その後も、英国やスウェーデンにおいて演奏され続けている。

 

カリン レーンクビストは、その音楽に対して数々の賞を受けてきた。すなわち、1996年には、「民族音楽と芸術音楽との間の関係を革新した。」としてLäkerol 芸術賞を受けた。同年には、「Spelmannen賞」を Expressen新聞から、1997年には、「太陽の歌」に対して、「Christ Johnson賞」を受賞した。2001年には、「Kurt Atterberg賞」を2005/2006年には、「Rosenberg賞」を受賞した。

 

2006年4月、レーンクビストは、ロイヤル・ストックホルム交響楽団の回顧演奏会の主役であった。彼女の経歴を通しての主要な作品を演奏することに加えて、交響楽団は彼女に新しい作曲を任せた。それは、満場一致で絶賛を浴びた「大交響楽団」のための序曲である。今後の計画には、London Sinfonietta およびオランダ室内合唱団並びに Ed Spanjaard 指揮の Nieuw Ensemble のための新しい作曲が含まれている。

カリン レーンクビスト(1957年生)は、スカンジナビアで最も名の知れた、かつ広く演奏活動をしている作曲家の一人である。ヨーロッパ、アメリカ合衆国およびスカンジナビア諸国に亘っての通常の演奏活動と共に、彼女の活躍範囲は室内楽、オーケストラ、舞台楽および声楽の分野に広がっている。とにかく、彼女は通常でない形式や、形式を超越した楽団と共に活動することを楽しんでいる。彼女の活動のひとつの強烈な特徴は、彼女が、芸術と民族音楽の間の領域で探検をしていることである。両方の要素は、全体に必要であり、単に効果のためにとかノスタルジックな要素として使われるものではない。特に、レーンクビストは、 Kulning についての特異なかつ、劇的な声楽技術の分野で、探検してきたのである。

 

1976年から1991年の間、カリン レーンクビストは、Stans Kör 聖歌隊の指揮者であり芸術担当デイレクターをしていた。このことで、彼女は、その特殊な声楽との相性を固め、コンサート活動に関する実験的試行への興味に燃えていった。

 

2000年から2004年の間、レーンクビストは、スウェーデン室内管弦楽団と協力して、スコットランド室内管弦楽団の作曲家として、現地に駐在した。彼等のために、若いクラリネット奏者、マーティン フレスト(Martin Fröst)のための協奏曲やよく演奏される交響曲、極北、極北!これは1999年の夏の北極探検によって、奮い立たされたものであるが、を含む一連の作曲をした。これら2つの作品は、2005年5月に絶賛の批評の下に出版されたBIS ラベルのレーンクビストのCD最新版において、光り輝いている。